11/10 グローバルを学ぶカフェ(第5回)開催されました!

11/10 根津スタジオにて、グローバルを学ぶカフェが開催されました!

昨年から続けている勉強会の第5回目。

今回のテーマは、「日本の常識、世界の常識はこんなに違う?

~違うのは当たり前、お互いを認め合いながら、世界の中で自分らしく生きよう」でした。

 

昨今領土問題などで、隣国との色々な歴史認識の差などや考え方の違いを感じているかもということで、偶然ですが、タイムリーなテーマとなりました。

 

まずは、自分が日本人だなと思う時ということで、アイスブレイク!

会社や大学の研究室で、海外の方と接してみてみなさんが感じた「日本人」を発表しあいます。

 

皆さんが挙げてくださったのは、

・自己主張ができない

・奥ゆかしい(いい時も悪い時も。オブラートに包んだものの言い方)

・気持ちを言葉にできない(ありがとう、ごめんなさい、愛してる!)

・真面目

 一言一言を真面目に受け取る、単に言ってみただけということも

 報告書も書式に空欄を作らないように書く

・争うことを嫌がる

・全体と見ようとする、枠組みをまずは捉える

 (海外の方は、目先のことにまずは全力投球ということも!)

・色んな人の意見を組み入れようと調整をしたがる(調整好き)

・日本の文化は好き

  (食べ物はおいしい、お風呂はいい!)

・インフラ、サービスが素晴らしい  などなど

うんうんそうだよねと納得している方も多いのでは?

 

次に、常識違いあるあるということで、キャプテンOさんの作成してくださった資料をみながら、色々な経験を共有し意見交換しました!

 

グローバルにビジネスをしていると、「報告書を書く」「プレゼンテーション」をするといった行為一つにとっても、「いい報告書」「いいプレゼンテーション」が何かといった価値観が異なるため、共通フォーマットにするための苦労があるとか。

アメリカは絵などを用いてインパクトのある報告書にするのが好き

フランスは文字がたくさん並んでいる方がいい報告書とされる など

また、実際にビジネスをグローバル共通で行おうとしても、各国の法的な問題

などがあり、簡単に共通化できないとか。

 

お国ならではの苦労もあり、アラビア語圏は、アラビア語は右から文字を書き始めるが英語は左から文字を書き始めるということで、ワープロシステム一つとっても両方に対応しなければならないため、プログラマー泣かせとか。

 

時間感覚が異なるため30分以上の遅刻も平気な場合もあるとか。

 

最初は戸惑っても、その国の人々はこんな習性なんだ、こういった考えんだと知れば自分たちとしても対応できるし、お互いにイライラしないで済むのでは?とのこと。

グローバルスタンダードというよりは、ビジネスをスムーズに行うためには、やはりローカルルールを知るということも本当に必要であることがわかりますね。

一つ一つの経験を通じて、そうやって、みなさんお仕事を乗り越えてらっしゃようです。

 

また、英語をしゃべると人格が変わるという方も。日本人同しだとまったりとしている性格でも、ビジネスの現場に英語で入ると、人格が変わり、相手の発言中にも被せてしゃべっちゃうとかも平気でやれるようになるとか。グローバルスイッチって入れられるものなのですね(笑)

 

次に、巷をにぎわしている隣国との領土問題から、自分が気付いたことということでディスカッションしました。

・国と国との問題が、国民同士の感情にまで影響することがびっくりしたし、悲しかった

・歴史の認識の違いをまざまざと感じた。

 本当の歴史の真実とは何かはわからない。日本での教育が本当に正しいのかと

 思うようになった。世界的な標準とは何か?

・メディア情報は正しいか疑問。

・お互いの国の教育の影響がすごくあることが分かった。日本って本当に嫌われて

 いるんだなと感じた。

・「国土」に対する考えを再認識した。

 国の威厳、国土を重んじる、国を愛するという意識が日本人にはあまりない。

 こういったことも理解していくことが大事。

・日本人は国民性として、よくも悪くも冷静なところがあるので、この状況を

 うまくまとめらえるのではないかと期待する。

・黙っていてはだめ。いつかはどこかが第三者的にこの問題を解決してくれる

 という呑気な考えは世界で通用しないことがわかった。

 いいか悪いかは別として歴史はむしろ戦略で作るものなのかと考えを新たに。

などなど。

領土問題に限らず、お互いの前提が違っていることを十分認識しながら、接していくことの大切さを感じたのでした。

 

最後は、恒例の交流会。今回は、高校生も参加してくれたということで、彼女のお悩みを聞きつつ、大学生活を振り返る感じとなりました。どのように学部を決めるかといった話がでましたが、とにかく、大人が主張したいことはやり直しのチャンスがいっぱいあるということ。大学でその学部に選んだらもうおしまいじゃなくて、大学院も就職も色んな選択肢があるということを知ってもらいたいことに話が終始。

この感覚って高校ではわからないとは思うのですが、大人になると感じるのですよね。

 

グローバルを学ぶカフェも、残り1回。

最後は中高生へのメッセージをまとめて終わりたいと思います!

1月ごろを予定しています。

 

配布資料の「世界の常識あるある!」を以下にご紹介します。
みなさんも「あるある~」と思いながら読んでみてくださいね。