3/30 「リケジョ モデル体験 ~ 数学で美人になる」が開催されました!

 

3/30 講談社26Fのラウンジにて、日本数学検定協会×Rikejo 「リケジョ♡モデル体験 ~数学で美人になる」が開催されました!

 

Rikejoプロジェクトとしては初の試みである、中高生向けの数学イベントです。

財団法人数学検定協会(http://www.su-gaku.net/)のご協力により、サイエンスナビゲーターでTVでもご活躍の桜井先生をお迎えして、開催するに至りました!

また、数学女子部としては黙ってられないということで、数学女子部の面々やその他の先輩リケジョの方々もボランティアとして参加してくださいました!

 

 

「モデル体験」ということで、参加者は、まずは、顔写真と全身写真を撮ります。全身写真はモデルさんになった気持で、ポーズです。この写真は後のワークショップで使います。

 

今回は、中高生など学生さんが36名、保護者の方が15名も参加いただけるイベントとなりました。また、数学イベントといっても、数学を楽しく体験していただくことがポイントなので、数学好きじゃない人にむしろ参加してもらいたいなと思って企画したものです。

 

実際、「最初に数学が嫌いな人?」と来たところ、かなりの数の手が挙がりました(裏方としてはちょっと焦ります!)

 

まずは、財団法人数学検定協会、高田さんからの挨拶です。

 

数学検定協会としては、常に新しい試みを常に展開しており、その一つのチャレンジが今回のイベントである旨、お話いただきました!

 

そして、いよいよ桜井先生のご登場です!

 

 

先生のご講演前に、アイスブレイクということで、各グループで自己紹介タイムです。

 

その時に自分が美しいと思うモノ・人を発表してもらいました。
「円」「楕円」といった数学的なものから、「モデルさんの足」「桜の花」「宇宙・海」など、色々な感性による、美しいものが発表されました。

 

そして、お待ちかねの講演が始まります。

 

音楽や動画、グーグルアースを使った世界旅行体験など、単なる講演ではない趣向に子供たちは釘づけです。

 

先生からは、美しいと人間が感じるものの中には、実は意図されていなくても、黄金比や白銀比といった、数学的法則が見出されること、調和の中には必ず数学的な根拠があること、「測る」という行為が(特に丸い地球を測る)が数学を発展させてきたこと、さらには、数学がなければ現代のどの科学も発展しなかったであろうことなどをお話いただきました。

 

私は個人的には、幾何学が英語で「geometry」で、geoは地球を表し、metryが計測を意味するというところ、つまり、地球の大きさを測りたいという思いが幾何学を発展させてきたというところに数学のロマンを感じましたし、また、俳句の5-7-5の調和や安らぎを与える音感は、直角三角形の5:7:5の比に根拠があるのではないか(直角三角形は安定的で、調和のとれた形とされている)という2点に特に感動しました。

 

数学は調和の学問であると再認識しましたし、また、生活のどんなところにも数学があることがよくわかりました!

 

 

 

講演の後は、各グループで、先ほど撮った自分の写真でのワークです。目の横と口角の端を結んだ2つの直線が、45度で交わると「美人」であるというのは、桜井先生が発見された法則で、吉永小百合さんなど多くの女優さんが、美人角(45度)となっているそです。

 

ということで、早速、みんな自分が美人角かどうかをチェックします。

 

 

 

また、自分の全身写真については、5:8の黄金比を探します。

 

実際ファッション雑誌の表紙には、多くの黄金比が隠されているそうです。そのバランスが、「美しさ」を生み出しているのですが、ただし、モデルさんもカメラマンも、その写真をピックアップした編集部もそれは意識せずに、それぞれが感で行ったことに、実は根拠があった、というとことが驚きなのです。

最後に、桜井先生の講演を聴いて、、ということで、グループで振り返りを行ってもらいました。

 

「数学は   とわかった!」と「私の数学宣言です」

 

それぞれ、「数学は、∞」「数学は、原点」「数学は、難しいのは当たり前」「数学は宇宙を作っている」「数学は身近にある」「数学は美しさに関係している」などなどみんなの素直な感想がでてきました。

 

 

 

みんなで記念写真を撮って終了です。

 

数学の美しさやロマンに触れた中高生のみなさんでしたが、そうはいっても明日からは学校の苦手な「数学」をやらなければならないという現実があります。そうした彼女達に桜井先生から、メッセージがありました。

「数学を勉強しているとこれが何のためにやっているのか? 何の役に立つのかと疑問に思ってやる気がなくなるかもしれない。しかし、それは、数学という学問の抽象度が高いためにそうなってしまうのである。そういう意味で、何の役に立つかわからないというのは、逆にいうと何の役にでも立っているからそうみえるのである」

 

 

 

ということで、みなさん 大変でしょうが、自分の未来のためのがんばりましょう!

 

今回の様子は、冊子Rikejoの5月号にも掲載予定です!

 

【桜井先生ご紹介】

・桜井先生 公式HP http://www.ssfactory.net/home.html

・著書

  「感動する数学!」

  「面白くて眠れなくなる数学」

  「わくわく数の世界の大冒険1.2」  

   受験参考書「みんなのセンター教科書 数学I・A」(旺文社)

        「みんなのセンター教科書 数学II・B」(旺文社)

・メディア NHK総合「頭がしびれるテレビ」 監修

          「堂本光一のちょこっとサイエンス」 等