先輩リケジョ 1万人育成計画準備委員会 活動しています!

■2/16 先輩リケジョ 第1回 1万人育成計画準備委員会開催されました!

 

13名のご参加いただき、先輩リケジョの役割、メンター活動についてディスカッションしました。

 

Rikejoの今までの活動について振り返った後、リケジョに対するメンター活動について以下の3つのお題について、ワールドカフェ形式で、話し合いました。

 

*理系女子として、メンターが必要なのは、どんな時?

*理系女子へのメンターの難しい点は?

*理系女子へのメンターが増えると、どんないいことが起きる?

 

例えば、理系女子としてメンターが必要な場面として、中高生の進路選択はもちろん、就職活動、修士から博士課程への進学、結婚・出産などの様々な転機など、色々必要な場面が挙げられました。

それ以外にも、会社に入ってから、仕事を普通に進める上でぶつかる一般的な困難についても、リケジョがマネジメントまで求められるようになってた今において、リケジョはやっぱりリケジョに相談したいという思いがあるようで、様々なメンタリングが必要であるということが明らかになりました。

 

また、往々に理系女性が社内的に少ない場合も想定されるので、その場合においては、組織を超えたリケジョのネットワークの中で、メンタリング活動をすることも必要ではないかという声もありました。

 

また、今の時代、最短の労力で、効率的に最高のパフォーマンスを出すことが求められており、また、中高生などにおいてもその価値観を与えられている状況の中で、「失敗してもいいよ」「またやり直せばいいよ」という余裕を提供するのもメンター活動の一つではないかという議論にもなりました。

  

※ちなみに、吉本芸人さんで理系ネタでサイエンスコミュニケーション活動などをされている黒ラブ教授さんにもご参加頂きました!

■2/21、3/2に、第2回・第3回の先輩リケジョ1万人育成企画の準備委員会が開催されました。

 

第2回目の議題は「企業で、大学で、教育機関で先輩リケジョマスターの果たす役割」がテーマです。

より具体的な先輩リケジョがメンター活動をする場面を想起していただくため、参加者の皆さんにどんなメンターが必要かということで、ご自身の体験を基に、5枚程度の紙芝居式のプレゼンテーションを作成、発表いただきました。

 

まずは、キーノートスピーチとして、リコー(株)、JSTのポストドオク支援事業、J-WINにおけるリケジョ支援策などについて発表頂き、リケジョ支援策について情報共有しました。

 

状況共有のあとは、いよいよプレゼンテーションの作成です。「えーできるかな」といいながらも、そこはささっと書き出し完璧にまとめるのはリケジョ!

どの発表も、共感を呼ぶ納得の内容でした。

 

・大学の研究室で、女子一人ぼっちだったのが心細かった経験

・進路に迷った時に、近所にいた理系の人からのアドバイスがポイントになった経験

・仕事を迷いながらも仕事を続けていくことで、そのうち後輩から慕われる先輩リケジョになっていたという経験

・人の相談を載ることを何気なくやっていたことが、実はよいメンター活動になっていた経験 などなど、多様なメンターが必要な場面が挙げられました。

 

ちなみに、はじめてリケジョの集まりに参加した(株)エンパブリックの男性スタッフTは、この空気感やリケジョのみなさんの堂々とした態度がすばらしいと絶賛。これがリケジョ自身も気づいていない、「リケジョの強み」「特徴」なのかもしれません。

 

第3回目は、「先輩リケジョマスターが目指すものとは? 求められることは?」ということで、まずは「リケジョって何」を明確にして、本活動の目的を

「リケジョ」という言葉は必要ですか? をオープニングクエスチョンとしながら、サブテーマなどをみんなで考えながら、ディスカッションしていきました。

「リケジョ」という言葉については、様々なことが言われましたが、みなさんの意見はまずは属性として識別するために、また、著しく偏っている少ない、実情がよく知られていないというという現状を支援するためには必要という意見がほとんどでした。

また、リケジョをキーワードに、なぜ今リケジョが必要とされているのか? 何を期待されているのかについても議論しました。

リケジョの特徴は、チャレンジャブルであること、コミュニケーション能力があること、理系男性の中で違った視点でもの見られること、広く情報収集をする能力が高いことなどなどが挙げられました。また、日本企業においてダイバーシティを推進していく上では、まずは、社内にいてその能力が十分活用されていないと思われるリケジョを科活用することがダイバーシティ推進の一歩として貢献できるとのことにもなりました。

現状の問題として、リケジョが美化されすぎているのではないかという議論にもなりました。もちろんリケジョとしての強みはあるものの、リケジョはスーパーという提示西方では、自分とは関係ないこととして、中高生の進路選択のハードルになるし、また、リケジョ自身もプレッシャーになり生き辛くなるのではという話もありました。

 

第4回目は、いよいよこの1万人育成計画を実施していく上で具体的に整備すべきものなどについて、ディス化ションしていきます。こんな支援があれば、わたくしもメンターになりたいなど率直なご意見をぜひいただければと存じます。

■ 3/12 先輩リケジョ1万人育成計画準備委員会 第4回会議開催しました!

 

今回のテーマは、本計画実施のための基盤作りについてです。 まずは、参加頂いた皆さんに、自分が実施するならどんなリケジョのメンター活動のワークショップをするかとうことで、それぞれ企画して頂きました。活動の柱は、リケジョのお仕事を紹介したり、科学の面白さを伝えるパート、ロールモデルやリケジョの生き方を伝えるのをパート、最後にメンタリングをするパートの3つの要素を含んだものを考えて頂きました。

工場見学あり、インターと連動した企画あり、電気電子女子を増やすための半だこてを使ったワークショップや、理けのお仕事紹介など、どれも魅力的な企画ばかりです。

 

次にこの企画を実施するならなにが不安か、ほしい情報はなにか、どんなスキルが必要かについて、付箋に書きだして行きました。

 

一概にメンタリングと言っても、短期をイメージするひともいれば、長期的なものをイメージするひとなど様々。また、メンターとメンティのマッチングや距離感に対する不安があることや、企画のブラッシュアップに関すること、単なるお悩み相談にならないためにはどうするかなど、たくさんの要素が抽出されました。

グルーピンクし、システムとして必要な要件としてまとめました。みなさんの力で、かなりの要素が見つかり具体化に向けての第一歩となりました。

 

■ 3/23 先輩リケジョ1万人育成計画準備委員会 最終回が開催されました!

 

2月より話し合ってきた「先輩リケジョ1万人育成計画」。

第5回にわたる話し合いの最終回が開催されました。

 

おかげさまで、今までの話し合いや、みなさんの経験などをお伺いして、メンターの必要性をますます認識しましたし、具体的なイメージや目指すところもかなりできてきました。

 

また、みなさんの何かやってみたいというアイデアなどもお伺いして、とてもいい企画も多くて、ぜひ実現させたいという思いも強くしました。

 

今回は、これまでの意見から本計画のための基盤案をまとめ、それに対してディスカッションしました。また、このメンター活動をやる上で、どんなデータがあるといいか、ということで、白書のテーマや内容などについても話し合いました。

 

まとめについては、

・メンターイベントの運営ノウハウを知りたいので、サポートがほしい。

・情報の集積はどうやってやるのか。

・企業側としては、これを実践するメリットがみえないといけないのでは。

・先輩リケジョとしても、メンターとなることでメリットがあるということも必要。

などなど、するどいご意見も多数頂き、計画のさらなるブラッシュアップの必要性を痛感しました。

 

また、白書として知りたい情報としては、

・リケジョと呼ばれることに対する意識

・なぜ、理系をあきらめたのか(文系の方へ)

・なぜ、リケジョになったのですか

・現職業を決めた時期(中高生中に決めていた人は少ないはず→ だから、焦らなくていいよとメッセージをおくる)

・キャリアの不安なことって何?

・企業リケジョの具体的キャリア (ずっと研究職?) 

などなど、色々なアイデアが出されました。

 

リケジョ白書、作りたいですよね!!

 

今回、延べ40名以上の方にご参加いただきディスカッションすることができました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

具体化に向けて、活動をつづけていきたいと思います。