部活動とSNSに関するアンケート調査(2011年12月)結果

先輩リケジョの皆様に、部活動とSNSに関するアンケート調査をお願いしました。

今後の先輩リケジョの皆様の部活や、SNSによるコミュニティの活性化などを視野に入れて実施させていただきました。ご協力ありがとうございました。総計、35名の方にご回答いただけました。

 

 

1.先輩リケジョとの交流イベント、中高生との交流機会への参加への関心

 

回答くださった方という中でではありますが、ほとんどの方が、先輩リケジョや中高生との交流イベントに興味があるようです。とても関心があると回答してくださった方は、7割程度となっています。

 

図1 交流イベントへの関心
図1 交流イベントへの関心

 

2.先輩リケジョが中心となって展開する「部活動」に対する興味

 

こちらもほとんどの方が、よいことだとしてくださっています。ただ、4分の1程度の方が、運営についてのご不安を感じてらっしゃる方もいらっしゃるようでした。

図2 部活動に対する関心
図2 部活動に対する関心

 

3.参加してみたい部活動について

 

事務局が考えてみた部活動の種類のうち、「分野別部」についてご興味のある方が多く、7割以上の方が興味があると回答されていました。やはり、同じ専攻のRikejo同士でつながりたいというご希望は多いようです。また、地域や学会といったグループでのサークル活動にも支持が集まりました。現在、地方開催のなかなかままならない理系女子カフェですが、こうしたサークル活動で、地方活動が盛り上がればと思います。是非、そのような活動についてはバックアップしていきたいです。

 

図3 興味のある部
図3 興味のある部

 

3-1 分野別部の例

 

その他、分野別の部活についてのご希望やアイデアをお伺いしたところ、以下のご意見が出ました。

それぞれの専門分野でのサークルをご希望されている方が多いようです。

 

【ご回答 例】

・IT女子部 ・生物女子部 ・化学女子部

・むしろ、お互いの出身校を訪問見学して、見聞を広めてみたらどうか?自分の出身をより深く紹介できるようになるはず。

・生物・化学・工学系・農学系などの分類で

・海部

・私は、航空宇宙なので、宇宙女子部

・私は化学科なので、化学女子部

・数学か、教育 / 数学女子部(数学科はもちろん、数学が好きな人も含めて)

・ドボジョ部、工学女子部

・生物物理部をつくって生物物理のことを広めたい

・物理は基本的に少ないので、機械とかではなく物理一括にした方がよさそうかもしれないです。(プログラムとかはまた別の方がいいかも?)

・白衣部とか!

・分野別はぜひ!人数が少なければ学部別でもよいと思います。

・宇宙系

・物理or天文

・機械系で、研究者ではない人にも参加を呼び掛けるもの

・分野に関する情報交換の場

・機械女子部(とりわけ機械系は女子が少ないので。)

・分野別の先輩rikejoと分野の決まっていない後輩が集まって、交流できればいいと思う。もちろん、分野ならではの話、別の分野に移動するときなど、いろいろとコミュニケーションする場が増えればよいと思う。

・化学、物理などの分野、工学部、理学部などの学部別

・大学での活動分野、職業、高校時の選択科目

・生物系 理工系 医療系などでしょうか。

 

3-2 地域や大学、学会などで先輩リケジョが集まるサークルの例

 

地域や大学、学会などでのサークルについてのご希望やアイデアをお伺いしたところ、以下のご意見を頂きました。

参加しやすいといった点から、この地域や大学、学会でのつながりをご希望されている方が多いように思われます。

 

【ご回答例】

・大学を通して、地域の中高生に生物の楽しさを伝える(自分の研究室を使って研究体験をする)、進路相談をするといった活動をする(私は茨城なので、筑波大学で茨城県を担当する…など)そうすればrikejoスタッフが地方に行かなくても、全国各地でイベントが開催できると思います。

・大学別や東京に来ている人で出身県別のサークルなど。

・リケジョ北海道支部

・地域(大阪)で開催

・東京の多摩地域

・リケジョ関西支部みたいな感じで全国に広がればいいなと

・東京rikejoサークル、地方大rikejoサークル、山梨大rikejoサークル

・学会で集まるのはとてもいいと思います。すれ違うリケジョと仲良くなりたいといつも思うので。

・地域別、ママさん、業種別など。複数所属可能で。

・天文学会では、女性天文学者の会のような集まりがあります(参加したことはないですが)

・大学、学会規模では少し小さすぎる気がするので、地域規模程度のものに参加できたらと思います

・東海地方

・大学別、地域別などの集まりだと、場所的な問題は解決されると思うし、大学別だと志望する後輩たちが質問しやすいかなと思う。

 

 

4.部活動への関わり方

 

部活動へどのように参加したいかとお伺いしたところ、イベントにはもちろん参加したいという方は多かったのですが、参加のしやすさといった点からオンラインでの参加を希望されるかたも散見されました。

また、積極的に幹事をやりたいとおっしゃってくださる方も、4割程度いらっしゃいまして、心強い限りです。

 

図4 部活動への関わり方
図4 部活動への関わり方

 

5.先輩リケジョの部活動を行うとして、不安、心配なこと

 

部活動を行なう上で不安事項をお伺いしところ、「忙しいので参加できるか」が圧倒的な回答となり、8割以上の方が、このようにお感じになっていることがわかりました。

ご興味はあっても、実際の活動していく上では、色々ご不安を感じてらっしゃるようです。その辺りは、事務局としてお手伝いしていく部分であると思っています。

図5 不安事項
図5 不安事項

 

6.部活動のためのオンラインツールについて

 

部活動の情報交換を行なうためのオンラインのツールについて、最近利用者が増加している「Facebook」と従来よりある「先輩リケジョのSNS」とどちらがよいかと、尋ねたところ、それぞれ、半々の支持といった形になりました。

先輩リケジョのSNSからFacebookへの移行も想定しておりましたが、この結果をみると、事務局としてさらなる検討が必要であることがわかりました。

図6 オンラインツールの選好度
図6 オンラインツールの選好度

 

7.ツイッター利用について

 

ツイッター利用度についてお伺いしたところ、7割程度の方は利用しているとの回答でした。しかし、常に利用というヘビーユーザーの方は3割程度に留まっています。

図7 ツイッター利用度
図7 ツイッター利用度

 

8.Facebook 利用について

 

Facebookの利用度についてもお伺いしたところ、利用している人は、5割弱となりました。

最近、その利用者が増えているFacebookですが、先輩リケジョの中では、まだまだメジャーではないようです。

 

図8 Facebook利用度
図8 Facebook利用度

 

8-1.Facebookの利用方法

 

フェイスブックを活用されている方に、どのような場所や形態で、利用しているのかお伺いしたところ、ご自宅のパソコンと回答された方が5割程度となりました。携帯や研究室・職場といったところで利用されている方は、それぞれ3割程度であり、恒常的に利用しているものでないことがわかりました。

以上の点を踏まえまして、オンラインツールにつきましては、検討させていただきたいと思います。

図9 Facebook利用方法
図9 Facebook利用方法

 

(文責 事務局 矢部)