2010年2月17日 東京・カフェ・ド・リバネス

「理系女子cafe」第3回は、国産豚とオーガニックワインのお店『カフェ・ド・リバネス』にて開催いたしました。
今回は、夜の開催ということで軽食とドリンクを用意させていただきました。 会社帰りの社会人の方が多く、会社や自分の仕事の中で理系の知識やキャリアがどう役立っているかという話が多く語られました。

第3回のプログラムも「パネルトーク」「ワールド・カフェ形式によるテーマ・トーク」「『Rikejo』に寄せられた女子中高生の質問に答えてみよう!」を行いました。
今回は、会場がアットホームな雰囲気のあるお店であったこともあり、すぐに場が和みはじめて会った人同士もお友達と話しているような盛り上がりがありました。

≪アンケート内容の紹介≫
■イベント全体、各プログラムで良かった点は?
「すぐに場がなごんで、思っていることを素直に話すことができた」
「はじめて『ワールド・カフェ』を体験したが、いろいろな人の意見が聞けて楽しかった」
「パネリストの話を聞くだけでなく、参加者が発言できる機会があったのが良かった」
「“理系女子”に限定されたメンバーが集まったことで、ここでしか生まれない意見が聞けた」

■ご自身の中で「気づき」「発見」はありましたか?
「学生の頃に考えていたことを思い出しました。社会人の理系女子とふれ合う機会が少ないので、貴重な時間だった」
「自分よりも“ド理系”の女子がたくさんいることが発見できた!」
「現在、就職活動中で、文系就職を考えている中で、近いフィールドでキャリアをつまれている方々のお話を伺い、理系の強みを再認識できた」
「『理系・文系』『男子・女子』と分けて考えるのではなく、みんなが自分の“こうなりたい”を実現できる世の中であれば良いと思った」

≪テーマ・トークでの意見≫
今回のワールド・カフェは、下記の4テーマで行いました。
・「理系女子で得したこと損したこと」
・「仕事で大切なこと」
・「文系・理系でここが違う!」
・「中高生に伝えたいサイエンスの魅力」

「理系は大学の先端設備を使うから大学を満喫できる!」
「文系は人の感情を大切にしてEQが高い人が多い!理系は私生活においても“エビデンス”が重要!」
「“理系女子”というだけで文系男子に敬遠されてしまう・・・」
「研究室で女子が少ないから、顔と名前を覚えてもらいやすい」

≪女子中高生の質問に答えよう!≫
前回までは、女子中高生の質問に口頭で話し合ってもらったのですが、今回は実際に“メンターになったら・・・?”を想定して、テキストにまとめてもらいました。
どなたも自分たちの経験を基に真剣に答えていただきました。
その一部を紹介させていただきます。
Q「物理が好きで将来研究者になりたいのですが、大学と企業の研究はどちらが良いのでしょうか?」
A「『物理』といってもすごく奥が深いので、あらゆる可能性があります。大学へ入ってから決めても大丈夫ですよ」

Q「現在女子高に通っています。理系大学を志望していますが、男の子の多い環境に慣れるか不安です・・・」
A「人は人間関係で悩むことで成長します!あたってくだける。がんばれ!!(^_^)」

理系職・文系職・学生の方など、さまざまな方にお集まりいただき、それぞれ現場での話に参加者のみなさんの共感や発見があったようです。
同じ経験を持つ人同士が話し合うことで、自分がどういう志で今のキャリアを進んできたかを思い出したという意見もありました。
今後もこういったイベントを通して、理系女子のみなさんに「気付き」と「発見」を持ち帰ってもらえればと思います。