2010年5月12日 東京・講談社

第5回「理系女子cafe」@講談社を開催いたしました!
20人前後の方々にお集まりいただき、わいわいととても盛りあがりました!
大学生・大学院生と社会人の方が半々くらい、親子でご参加くださった方もいらっしゃいました。

今回、導入はパネルトークではなく、自己紹介を兼ねて全体で軽いトークセッションを行いました。
女子中高生からの質問でも多いことから、このイベントご参加いただいた先輩リケジョのみなさんには、必ず「理系だけど数学が苦手だった人!」という質問をしています。
毎回、7割くらいの人が「苦手だった・・・」という意見が出るのですが、今回はほとんどの方「得意」だったそうです。
中には、高校時代は文系だったけど、浪人時代に理系に転向した方もいらっしゃいました。

意見が分かれたのは、「子育てについて」。
大学生も社会人もすでにお子さんがいらっしゃる方も、やはり女性だったら気になることのひとつです。

・「結婚して子供ができたら、旦那さんと子供となるべく一緒にいたい!」
・「旦那さんが海外で単身赴任でも大丈夫!子供も預けてバリバリ働く!」
・「旦那さんが地方単身赴任で、週末に会ってるけど、うまくいってます!」
・「結婚したのに別々に住むのは嫌だから、今の職場を選びました!」
などなど、本当に人それぞれ意見が分かれました。
このような内容の意見が活発に出るのは、女性同士のイベントならではだと思います。

≪アンケート内容の紹介≫
■イベント全体、各プログラムで良かった点は?
「久々に学生時代に戻ったような楽しさがあった」
「ワールドカフェは、自分の知りたいテーマのところにいって、先輩の話を聞けたのでとても参考になった」
「いろいろな人の話を聞くことで、新しい知識を得られた」
「一人ひとりがはっきりと意見をいう場所、時間を作ることで、遠慮なく思い切って話すことができた」
「自分を見つめる良いきっかけになりました」
「参加者のみなさんの本音に近い話を聞けたし、自分も話せたのが良かった」

■ご自身の中で「気づき」「発見」はありましたか?
「理系に進学した理由が、『理系科目の成績が良かったから』ではなく、『理系のこういう勉強が好き!』という人が多かった」
「“遅咲きでもいいじゃない!”という意見にハッとさせられた。男性と同じ時期にキャリアを積むのではなく、子育てが一段落して40代からがんばれば良いという考え方に“それいい!”と素直に思いました。若いうちになんでもやろうと思わなくても、いろいろ道はあるんだとわかりました」
「結婚、子育てについて、就職してからのことだと思っていましたが、博士課程で子供を産んで育てるなど、早い段階で“女性の幸せ”を実現できるんだと思った」
「理系や技術系の仕事や勉強を社会に分かりやすく伝える人や場が少ないんだと実感した」
「みなさん、それぞれが自分のテーマを持ってそれを追求している姿を知って、自分もこれで良いのだと自信にもなりました」
「今の時代、ネットで何でも情報が取れると思っていたのですが、意外と情報がなくて困っている人や相談したいと思っている人が多いことに驚いた」

≪テーマ・トークでの意見≫
今回のワールド・カフェは、4テーマ。
平成生まれの20歳からそのお母さん世代まで、さまざまな世代でトークが繰り広げられました。

★「子育て・仕事など理系女子のライフデザイン」
★「理系女子を増やすには?」
★「中高生に伝えたい理系の魅力」
★「企業?アカデミック?キャリアと仕事の選び方」

今回、参加者の割合が大学生と社会人が半々で、学生が質問に社会人の方が答えるというやり取りが多かったように思います。
質問できた学生の方はもちろん、質問に答える方も自分を振り返るきっかけになったのではないでしょうか。
違う世代でも、はじめて会った人同士だから“本音”が語れるというアンケートもいただきました。
今後も「理系女子cafe」は開催していきますので、興味のあるかたはぜひご参加ください!