12月の理系女子カフェ 「どうするQ&A?の会」(12/18)が開催されました!

さる12/8(日)に、(株)エンパブリック根津スタジオにて、12月の理系女子カフェ「どうするQ&A?」が開催されました。

 

皆さんにいつもご回答していただいているQ&Aを見直し、中高生への新たな届け方などをご検討頂きました。

 

まずは、事務局Yより、過去にまとめたQ&Aの回答集や、今までの回答で「こんな回答がありました」「回答をする中で中高生とこんな交流がありました」といったものをご紹介させて頂きました。

 

その後、普段お答えになっていて感じることや、Q&Aサイトについての改善案などをお議論いただきました。回答をしていて、「化粧品会社に入るには何学部に入ればいいの?」「就職率のいい大学は?」「●になるにはどの学部?」「●になるなら数Ⅲは取らなくてもいい?」といったような質問がどうしても多くやはり、中高生の視野がどうしても狭いということを皆さん感じているようです。これはこれで仕方がないことですが、もっと広い視野を持とう!というメッセージを皆さんいつも送り続けていらっしゃるようです。また、ご回答をされる時に、質問のバックグランドがわからずにご苦労されていることなどもお話いただきました。

 

さらに、今後、サイトにおいて特集として様々な回答を紹介する、または、冊子を作成するといったことを想定して、どういった視点で伝えればいいのかといったことについてご意見を頂きました。

「資格をただ取ればいい的な感じの中高生が多いので、資格を取ることの意味や大変さ、どうやって活躍できるのかといったことを示すもの」「知らない資格や職業を紹介するようなもの」「質問の多い、化粧品や食品メーカーに関するもの」「学部=職業、大学が就職の予備校でないことをを示すようなもの」「科目ごとの勉強方法」といった様々な切り口を挙げて頂きました。

 

その後、皆さんで、Q&Aを検索していただき、共感した回答やお勧め回答などをピックアップして頂き、発表していただきました。

皆さん、あまり他の方の回答をじっくりみる機会がなかったようで、改めてご覧になって、「やっぱりいいわね」「みんないいこと言ってる!」「私と同じような気持ちなんだ」といった感想を持たれていたようです。

総括として、

・高校生の質問には、実用的な回答をもらいたいものと、カウンセリング的な背中押してもらいたいタイプの質問があること(特に文理選択においては、この傾向が強い)

・中高生を受け止めて、回答すること自体に本当に意味がある

・メールや携帯などを駆使しているようで、実際にはメディアリテラシーは、大人が思っている以上に高くないこと(検索は意外とできない)

・回答を並べてみると、一つの質問に対して、様々な角度からの回答があるので、それに意味があること

・高校生は、友達や親・先生に、思っている以上に直接相談できないのではないか

といったことが挙げられました。とにかく、このサイトにおいて、中高生の質問(問いかけ)に対して、大人が受け止め真摯に考えてあげることに最も意味があるように思われます。

 

そうした点において、やはり多くの先輩にご回答していただくことに意味があるといえます。しかし、回答することにかなり責任を感じてらっしゃり、なかなか第一歩が踏み出せない方もいらっしゃるので、意識や過去の回答などを皆さんで共有することで、みんなが回答できるような状況にしていくことも大事ではないかと思われます。

 

今後、Rikejo サイトで、特集していく時には、中高生のそれぞれの学校行事に連動したような形で、タイムリーに提供していくのがいいのではないかといったことになりました。

今回、いろいろお勧め回答も挙げていただき、やはり、特集記事を作るにしても、事務局Yの視点だけでなく、先輩rikejoのみなさまの視点やアイデアが必要だと改めて認識しました。継続的にご活動してもよいとおっしゃっていただいた方もいらっしゃいましたので、引き続き、中校生へ届けれられるように、検討して行きたいと思います。