2010年9月29日

第8回理系女子Cafe@講談社を開催いたしました!
今回は、12名の社会人や学生の方々にご参加いただき、ワールドカフェを行いました。

まずは、社会人の方々から自己紹介!
「資源の少ない日本が国際競争力を復活させるためには、課題に対して頭を使って爆発的なブレイクスルーを生み出す人材が必要。理系ならそれができると思う」
「日本の研究の現場では、まだまだ女性が少ない。もっと女性の力を活かせるはずなのに」
「未来の日本を変えるために必要なことは、どんな世界でも女性が活躍できる世界を目指すこと。理系女子にはそれを実現できる可能性がある」
などなど、社会的課題に対して理系女子の重要性や可能性を強く感じている方々ばかりで、とても印象的でした。

続いて、3つのテーブルにわかれて、メンバーの組み合わせを変えながらファシリテーターの下、自由に意見を出し合うワールド・カフェ形式でトーク!
テーブルテーマは、
★理系女子だからできること/得意なことは?
★理系の仕事の可能性を高校生・学部生に伝えるには?
★理系女子がもっと増えたり活躍できるためにこんなことがあれば!

参加者から出た意見は、テーブルの中央の紙に次々と書き加えられ、話が広がり、徐々に議論もヒートアップ!

最後に参加者からワールドカフェでの感想を交え、
「どうやったら理系女子を増やせるか」というテーマに対して意見を発表していただきました!
・理系女子が魅力を語れる場をつくる
・若い女性感覚のロールモデルをつくる
・理系を魅力的に語れる分野に詳しい先生が欲しい
・女性ならではの『わかるわかる!』を大事にした身近で共感が得られる相談
・好きなことをして働く先輩理系女子が働くことの楽しさを伝える

などなど、理系女子を増やすための意見や方法を出していただきました。「女性はフィーリングが大事」という意見には、みんさんが共感されていました。

≪アンケート内容の紹介≫
■イベント全体、各プログラムで良かった点は?

「様々な意見が聞けて良かった。ファシリテーターがテーブルごとにいらっしゃったので、安心して言いたいことが言えました」
「話し合う内容が具体的に決められていた点が良かったと思います。そこからどんどん話しが広がっていって楽しかったです」
「様々な分野の女性に出会えてよかった。いつになっても先輩の意見は聞きたいものだなと感じました」
「私自身が会社で女性という壁を感じて悩む部分があったので、共感できる女子との討議(女子の強みについて)できて勇気をもらった」
「理系に進んでよかったという話しやステキな先輩方と話すことができて嬉しかったです。これから大学院に進もうか考えていく中で、参考になる話しが多かったです」
「社会人の方々の意見がとても参考になり、励みになりました。かっこいい女性が多く、頑張ろうという気持ちがより出ました。」

■ご自身の中で「気づき」「発見」はありましたか?
「理系は‘選んで’くる人が多いことに驚きました」
「世の中にはこんなに共感できる理系女子がいるということ」
「自分の研究に打ち込んで、理系女子として活躍している皆さんを改めてカッコ良いと思いました。私も没頭できる研究ができるよう頑張ってみようと思います」
「これからの理系女子の在り方を考えている方がこんなにたくさんいたことが発見でした」
「普段はあまりこういうことを語る場がないので、話を聞いて自分の視野を広げることができた」
「理系女子としてこれから興味をもっていくべきことを知れた。これからの大学生活を送るにあたって必要だと思う『目』のようなものを得られた」
「普段、自分が思っていることや感じていることが皆さんと共通していたことで、不安な気持ちが安心感へと変わりました」
「自分が理系を選んだ理由などを再確認できたこと。いいところ、自慢できることを見つけることができて自信につながったこと」

理系女子Cafeが、仕事や人生を振り返る場所、共感できる人たちと出会い共感について対話できる場所であり、また、今後も理系女子として進む上でのヒントが得られる場所であれば嬉しく思います。


11月にも理系女子Cafeを開催しますので、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。